17人群像(大黒屋光太夫とその仲間)の碑
2006.01.26
昨年、(2005年)11月13日、大黒屋光太夫記念館が開館いたしました。
大黒屋光太夫については、同記念館のホームページを参照して頂きたいと思います。
今から220有余年前、漂流民となった彼らは17人でした。
いつの時代も、名も無く貧しく散ってゆく人々は、これといった記録も無く闇に消えてゆくようです。
そのことが、実になげかわしくもあり、真実が語られなくなることも多いと思います。
大黒屋光太夫が、なぜ不退転の決意で帰国にこだわったのか、その心境は彼しかわかりませんが、私は少なくとも乗組員の死を無駄にすることなく、その事実を帰国して家族をはじめ関係者に報告したかったからではないのかと思います。
極寒の大陸横断、死を覚悟したエカテリーナ2世との対面、どの場面もリーダーとしての覚悟がうかがえます。
18世紀の奇跡を、17人の群像の碑として後世に伝えることに、ご理解とご支援を願いたいと思います。
「知」と「勇」と「忍」の教えを後世に伝えましょう。
*ご意見をお寄せ頂ければ幸いです。
鈴鹿市議会議員 原田勝二